April 05, 2007
南京東路散策 東へ (3)日本ラーメンの誘惑
ケーキや小揚生煎をつまみながらここまで来てしまったけれど、昼食をとらずにここまで来るとさすがにお腹が空く。
日本でも見覚えのある店の看板が目につき始めた。ホテルに戻ってから食事をするまでは我慢出来そうにない。南京東路にある吉野家に客は9割の入り。
しかしそれよりもこの通りにでは「味千ラーメン」の大きな看板を見かける。ここで3店舗目...、いったん通り過ぎながら戻って入店!!
壁には相撲のペイント。決して上手とは言えない日本語書体で力士の説明。なんぢゃこりゃ?カウンター席では上海の若い女性一人客が見事に横に並び、iPod で音楽を聴きながら待っている女性や,、丸めた背中から肌を露出させながら麺をすする女性等々...。無理とは分かりながらも、もしノーマン・ロックウェル(Norman Rockwell)がこのシーンの一瞬を切り取って描いてくれたらどのようなイラストになっているのかと想像しながら、視界をキャンパスにして観ていた。テーブルには欧米観光客グループや上海へ出稼ぎ組のような不思議中国人夫婦など、被写体やイラスト対象として素材に富む店内。この味千には当世風上海の魔界が凝縮されているような人間模様...。
メニューを指差して注文したのは「酸酸辣辣麺」。これがスープも麺も意外や意外、美味しいのだ。これで20元?!お値打ちもん。器の底近くまで美味しく食べられた。ごっつあんっす。
外に出ると街はトワイライト。
元気も出たし、さぁ外灘へ!