May 17, 2006
大川やで蕎麦のつもりが、ラベイユ
今夜くらいはお腹に優しい食事をしたいと思っていたので、私の頭の中は九段ならば「大川や」のソバになっていた...のに...。私が切り出す前に彼女は「ラベイユ(L’Abeille)」に行きたいと言う。近くに「菊乃井」さんがあったら迷わず「鯛そーめん」をいただきたいほどなのに...
:
雨が時折激しく降る。寒い。
:
「テーブル席が空いていたら入りましょう」...。奥のテーブル席が空いていた...。
九段界隈ではお気に入りのレストランのひとつだし、久しぶりなので納得して入店。今夜は魚介類中心でオーダーしてみよう。
突き出しは未体験の「フォアグラの薫製」。中は勿論表面が特に美味しい!ワインのおともとして良く合う。でも今夜も我慢し食前酒「キール」だけ。
ここの熱々パンも大好きで、この後の料理のスープをすくって食べ過ぎてしまうとメインディッシュ完食に影響が出てしまう事もあり、個人的には要注意の美味しい脇役。
私が前菜に選んだのは「ヤリイカと野菜のニンニクパセリバター炒め」。大量のバターを使いながらしつこさを全く感じないソースに程良く痛められた野菜とヤリイカが絡んで優しい美味しさ。食材完食後もソースをパンに付けて...おっと、食べ過ぎに注意。もっとソースを楽しみたいところをボリュームたっぷりのメインディッシュが控えているのでパン1個で我慢。
彼女が悩んで前菜にオーダーしたのは「キッシュ・ロレーヌ」!また?でも解る。この店のキッシュは確かに魅力的に美味しい。今回も一口味見させてもらう。食感と味付けと調理加減が絶妙に美味しい私からもお勧めの一品。
私のメインディッシュは本日の魚料理「的鯛(まとうだい)のソテー」。彼女はまたもや「鴨モモ肉のコンフィ」。また食べたいと思うその気持ち、実に理解出来る。それが最初のメニュー選びを迷わせてしまうけど、きっとどれも正解になるのでしょう。この二品、魚も肉も焼き加減が素晴らしい。皮まで美味しくいただける。
ひとつだけ贅沢を言えば「ヌガー・グラッセ」はもっと冷えていた方が美味しくいただけたかも。
今夜も美味しい料理でおなかイッパイ。シェフに感謝。